日本の食卓に合うエクストラバージン
オリーブオイルの取り入れ方rule
実はよく合う!日本の食と
エクストラバージンオリーブオイル
エクストラバージンオリーブオイルを日本の食事に“美味しく”取り入れるコツ
風味の特徴「青葉の香り、ピリ辛味、苦味」を意識
エクストラバージンオリーブオイルの風味の特徴は、「青葉の香り(緑の香り)」「かすかなピリ辛味」「わずかな苦味」です。そして、日本の食事には、「青葉の香り」と、若干の「苦味」を持つ薬味が多く使われるとともに、「青葉の香り」を持つ緑黄色野菜や海藻類が多用されます。このようにエクストラバージンオリーブオイルと日本の食事に使われる食材の風味には共通点があるので、「薬味」「緑黄色野菜」「海藻類」を意識すると、 オリーブオイルを簡単に美味しく取り入れることができるでしょう。
日本の食事で使う薬味
エクストラバージンオリーブオイルを日本の食事に“健康的に”取り入れるコツ
魚、大豆食品、緑黄色野菜といった健康に良い食材との相性も◎
日本の食卓によく登場する健康に良い食材といえば、「魚」「大豆食品」「緑黄色野菜」です。そして、エクストラバージンオリーブオイルの風味は、薬味の「ピリ辛味」「苦味」、そして緑黄色野菜の「青葉の香り」と共通しています(上記参照)。薬味を使うことの多い刺身や焼き魚、冷や奴や納豆とともに、また緑黄色野菜に合わせてエクストラバージンオリーブオイルを取り入れると、相性ぴったりの可能性大です。
意外にもどんな調理法にも使えるエクストラバージンオリーブオイル
オリーブオイルは、サラダにかけたりパンにつけたりと生で使うイメージが強いかもしれませんが、加熱調理にも向いています。
健康に良いと注目を浴びたエゴマ油や亜麻仁油といったオメガ3系のオイルとは、その点で大きく違っています。オリーブオイルの主成分であるオレイン酸は、融点が高いために酸化しにくく、また、ポリフェノール類など多くの抗酸化成分が含まれているので、火を通しても変化を受けにくい油なのです。炒めものや揚げもの、煮込み料理、お菓子づくりなどにも、幅広く使っていきましょう。
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火を通さずに野菜サラダやカルパッチョのような冷たい料理に使うと料理のコクが増し、シチューや焼き魚にかけるとオリーブオイルの香りが広がります。
イタリアやスペインの家庭のように、食卓にいつも置いておいて、スープや和え物に垂らすなど、調味料のように使うと、味のレパートリーも広がります。
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オリーブオイルは加熱に強く、酸化しにくいので、調理用に使うのもオススメ。オリーブオイルで食材を炒めると、その香りや辛味を吸収して、新たな風味が生まれます。ニンニクやトウガラシを炒めて作るぺペロンチーノは、オリーブオイルを炒めものに使う良い例ですが、いつもの野菜炒めなどにもおすすめです。
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オリーブオイルは、熱と酸化に強いオレイン酸が主成分。そのため、カラッと揚がりやすく、胃にもやさしいのです。サラダ油に混ぜて使うのもおすすめです。
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煮物にオリーブオイルを使うと、具材の風味を吸収したり、コーティングして、旨味を逃しません。また、保温効果も高いと言われています。
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クッキーやシフォンケーキを作る際、バターのかわりに使うと、いつもと違った軽い風味が楽しめます。
日本の食卓に合うエクストラバージンオリーブオイルを見つけよう
品種・産地・収穫時期によっても違う味・特性
オリーブオイルは、オリーブそのものの品種や産地、果実の収穫時期によっても、味や特性が異なります。
自分の好みと照らし合わせて、毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
オリーブの代表的な品種
和食に合うオリーブオイルを見つけよう!
エクストラバージンオリーブオイルだからといって、辛味や苦味が強いものばかりではありません。その度合いを判断する目安としては、大まかに3タイプに分けることができます。
オリーブオイルの味と風味を楽しみたい料理、素材の味や栄養効果を高めたい料理など、好みに合わせて自由な発想で使いましょう。みそやしょうゆなど、和風の味付けにも、苦みや辛味があまり強くないものを選べば、うまくマッチしそうです。
オリーブオイルの味と、そのタイプについて
- 「辛み」や「苦み」が強い「ストロング(スパイシー)タイプ)」
- 味わいがおだやかな「マイルドタイプ(デリケートタイプ)」
- 中ぐらいのものは、「ミディアムタイプ」