佐藤秀美先生監修
日本の食卓にも合うエクストラバージン
オリーブオイル料理レシピrecipe
野菜たっぷり巣ごもり鍋
~免疫力アップ!~
材 料(2人分)
- 手作り肉団子(12個分) ※市販の肉団子も可
- ・豚ひき肉200g
- ・長ねぎ(みじん切り)1/2本(50g)
- ・おろし生姜(チューブ)小さじ1(5g)
- ・トマトケチャップ小さじ1(6g)
- ・塩小さじ1/3(1.5g)
- ・白こしょう少々
- スープ
- ・肉団子のゆで汁1リットルほど
- ・鶏ひき肉100g
- ・昆布顆粒だし小さじ1・1/2(4g)
- 具材 1 (長めに火を通すもの)
- ・キャベツ(ひと口大)1/4個(250g)
- ・玉ねぎ(くし形切り)1/2個(100g)
- ・にんじん(細切り)1/4本(30g)
- ・エリンギ(縦半分に切り、
1.5㎝幅に切る)1本(50g) - ・生しいたけ(4等分に切る)2個(40g)
- ・えのきたけ(ほぐす)1/2パック(50g)
- 具材 2 (さっと火を通すもの)
- ・豆苗(根元を切り落とし、
長さ半分に切る)1パック(130g) - ・アルファルファ1パック(100g)
- ・ミニトマト4~6個
- ・カマンベールチーズ
(6等分に切る)1パック(100g) - 具材 3 (食卓で仕上げるもの)
- ・ベビーリーフ100g
- ・エクストラ・バージン・
オリーブオイル適量
作り方
肉団子
- 全ての材料をよく混ぜ合わせ、12等分にして、丸める。
- 鍋に湯(1リットル)を沸かし、①の肉団子をゆでる。浮いてきたら取り出す。
全体
- 肉団子をゆでた鍋に、昆布顆粒だしと【具材1】を入れ、火にかける。
- 沸騰したら鶏ひき肉を入れ、再び沸騰したらアクを取り除く。
- 【具材1】に火が通ったら、【具材2】を加えてフタをして、ひと煮立ちさせて、火を止める。
- 食卓で、フタをとってベビーリーフをのせ、鍋全体にオリーブオイルを2~3回、回しかける。
個々の小皿で食べる時の
“ちょい足し”におすすめ
材 料(作りやすい分量)
- エクストラ・バージン・
オリーブオイル適量 - 塩お好みで
〆のリゾット
材 料(作りやすい分量)
- 鍋のスープ適量
- ごはん適量
- 塩・粗びき黒こしょう各適量
- エクストラ・バージン・
オリーブオイル適量
作り方
- スープにごはんを加えて軽く煮る。
- ①を器に盛りつけ、好みで塩、粗びき黒こしょう、オリーブオイルをかける。
調理のポイント
オリーブオイルは、鍋に“回しがけ”、小皿に“ちょい足し”で“緑の香り”を生かす
- 香り成分は揮発する成分。オリーブオイルは、食べる直前に鍋に回しがけ、食べる際に小皿に“ちょい足し”すると、薬味代わりになり、“緑の香り”が美味しい。
ケチャップと生姜で肉の臭み消し
- ケチャップの低pHで、肉の臭み成分(アルカリ性)は臭わない成分に。
- 生姜の辛味成分には、肉の臭みを抑える働きがある。
鶏ひき肉でスープのうま味アップ
- 鶏肉は、うま味成分(グルタミン酸/イノシン酸)の量が豚肉・牛肉よりも多い。
- ひき肉は表面積が大きいので、うま味成分がスープに流出しやすい。
キノコは水から加熱して、うま味アップ
- キノコのうま味成分(グアニル酸)は酵素の働きで増える。
- 水から加熱すると、酵素が長く働くので、うま味がアップする。
トマトは加熱すると、うま味アップ
- トマトは加熱することで、酵素の働きでうま味成分(グアニル酸)が作られる。
ただし、加熱しすぎると食感が失われるので、軽く熱を通す。
ベビーリーフは“しゃぶしゃぶ”感覚で、食卓でのせる
- 生でサラダにも使われるベビーリーフは、食卓上で、スープの余熱で
さっと火を通すと、シナッとした食感が美味しい。
栄養のポイント
様々な角度から免疫力アップに役立つ食材を使用
- 免疫細胞を作る
- ・豚ひき肉、鶏ひき肉:たんぱく質
- ・鶏ひき肉、ミニトマト:ビタミンB6
- ・チーズ:亜鉛(ビタミンB6、亜鉛はたんぱく質の代謝に必要)
- 免疫細胞の活性化
- ・キャベツ、タマネギ
- ・えのきたけ、エリンギ、椎茸:βグルカン
- 腸管免疫の強化
- ・野菜、キノコ:食物繊維
- ・チーズ:乳酸菌
- 免疫細胞の活性低下を抑制
- ・オリーブオイル、ケチャップ、タマネギ、緑黄色野菜:抗酸化物質
- 喉・鼻の粘膜強化
- ・ミニトマト、豆苗、キャベツ:ビタミンC
- ・オリーブオイル、鶏ひき肉、チーズ:βカロテン
- ・人参、ベビーリーフ、豆苗、ミニトマト、エリンギ、チーズ:ビタミンB2
- 体を温める
- ・ごはん、豚肉、長ネギ:糖質、ビタミンB1、硫化アリル類(エネルギー代謝に必要)
- ・豚ひき肉、鶏ひき肉、チーズ:たんぱく質
- ・生姜(辛味成分で体温上昇)
オリーブオイルを脂溶性ビタミンが含まれる具材と一緒に摂ると、吸収率アップ。
- 具材に含まれる脂溶性ビタミン
- ・人参、ミニトマト、ベビーリーフ 、豆苗:βカロテン
- ・ミニトマト:リコピン
- ・ベビーリーフ、豆苗:ビタミンE、ビタミンK
汁の味付けに塩分を加えないので、超・減塩鍋
- キノコやトマトなど加熱してうま味アップする食材が多いので、塩分が少なくても物足りなさを感じさせない。鍋に加えた塩分は、肉団子に加えた塩だけ。
- 具材のミニトマトの酸味とチーズのコクがアクセントになることも。塩分の物足りなさを感じさせない。